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鍼灸は診察が必須
こんばんは、
日曜は定例の基礎講座でした。
今回も講義用にレジュメを書きました。
鍼灸の病證学(びょうしょうがく:鍼灸の診断学です。)に関する内容で、「外傷」というテーマのレジュメです。

 中国や日本の伝統医学で言う「外傷」とは、外部の風や寒さ、暑さ、湿気などの自然環境が、病の原因となることを指します。
これと対になるのが、「内傷」(ないしょう)で、恐れや悲しみ、憂いなどの感情が過度になることや、加齢や過度の疲労が、病の原因になるとする概念です。
伝統的な鍼灸では、症状や脈状から、今の状態は内傷、外傷のいずれに起因するのかを診察し、治療を組み立てていきます。
 その一方で、この症状にはこの穴、といった診察の無い簡便法も有り、その方が好まれる風潮が有ります。しかし、このような方法では、効かない場合にどうすれば良いか解らなくなります。やはり、鍼灸には診察が必要です。

どのような枠組みで診察をしていくかが大事です。
見立てが無ければ、いかにすばらしい技術も、実は役に立たないのです。
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shinkyuunakagawa

Author:shinkyuunakagawa
京都府右京区西院の鍼灸院です。

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