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2012/04
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見立て
こんばんは、中川です。
よく雑誌などで、足の痛みにはこのツボ、頭の痛みにはこのツボという表現を目にします。
しかし、少し考えるとおかしな話です。 例えば、一日中家でじっとしている人と、毎日走っている様な人と、同じ足が痛いからと同じツボというのは如何なものかと思います。
当然、見立て(診断)の上で何をするか選ぶべきです。治療はもちろん、日常の手当ても、何故こんな症状が出るのかを見立てるのが大事かと思います。

この診断を何に頼るかという事ですが、現代医学では実のところ、ツボを選んだり、鍼灸をしたりは出来ません。そんな理論が無いからです(また、現代医学と東洋医学の融合で、というのも不可能です)。
鍼灸は東洋医学(中国伝統医学)の技術ですから、鍼灸をより活用するには東洋医学の理論に沿った診断が必要になります。

最近は、鍼灸接骨院などが増え、鍼灸はマッサージの片手間と考える風潮が有りますが、そんな単純なものでは無いと思います。
鍼灸なりの理論が有るのですから、もう少し勉強して、日常の症状に活用したいものです。
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基礎講座
こんばんは芳里です
 
今日は京都で第26回基礎講座初日でした
座学では古典鍼灸総説に始まり、実技ではOBと受講生とは異なるカリキュラムで、恐れ多くも大先生が直々にご教授下さいます。
長年続けていて良かった。と思える時でもあります。
真剣にみっちりと一人、一人、丁寧にご教授下さいました。
月1回の勉強会ですが(大阪も合わせて2回)やはり一度たりとも欠くことはできない。と強く思うのであります。
 
今回は受講生が多く、その内、なんと私の母校である大分の学校卒の同級生1名、後輩2名の計3名が各々、大分と福岡からフェリーや新幹線を使って参加していました。
 
一緒に学べる仲間が増えるのは嬉しいです。
学生時代に恩師と種を蒔いた甲斐がありました。
と言うのも、京都の学会がある時は家(当時は大阪の私の実家)に泊まりがけで連れて行ったり、何だかんだとお世話させていただきました。
 
私がお誘いした方々は「将来どんな鍼灸師になりたいか。」と、真剣に悩んでいる人が多いです。
 
私は自分が学びに行かせて頂いて、学と術を一からご教授頂けて、悩まず安心して学べる、この立派な基礎講座と、日本鍼灸史学会を断然にお勧めしてきましたが、皆様まだ学生だからとか、遠いとか、他にも色々見てからだとか、古典はまだいいとか、様々な理由でフラれ続けていました。
 
この時は私も同じ学生でしたし、どうにもなってなかったので説得力がなかったのでしょうねぇ。
あと人にはそれぞれ学ぶタイミングがあるのですね。
 
私は鍼灸師になりたかったので、恩師を信じて実家も大阪だし県外に行くことに躊躇しませんでした。
今思えば学生の内だから動きやすいし、社会に出れば勉強する時間が減ってしまうので、古典から余計離れてしまいます。学生の内に古典をじっくり基礎固めしておけば社会人になっても苦にならないと思います。
 
今回、学生の方から問い合わせがありましたが、同じように悩んでいらっしゃいました。
どうか是非、今年の学会発表をお勧めしたいと思います。
 
 
 
 
プロフィール

shinkyuunakagawa

Author:shinkyuunakagawa
京都府右京区西院の鍼灸院です。

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