2010-10-31(Sun)
こんにちは、中川です。
今日、めまいの方を往診しました。
動くとめまいが出るとのことで、体位変換も大変そうです。
吐きそうとのことで洗面器を横に置いての治療となりました。
往診はたまにですが、その場で何とかしないと、という場面が有ります。
そんな時は、対処法などの知識より、何とかするんだという覚悟が大事な気がします。
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2010-10-29(Fri)
こんばんは、中川です。
鍼灸院は、鍼灸は当然ながら、それ以外の作業、事務や保険などをいかにしっかりやるか
が大事なように思います。
また、治療でも、ベッドの上での施術以外に、説明や、ご自宅で出来ること等、
お伝えしたいことがたくさん有ります。
”治療がうまければ鍼灸院を経営できる”は、まったくおとぎ話のように感じます。
2010-10-28(Thu)
こんばんは、中川です。
今日は寒かったですね。院内はずっと暖房です。
寒くなってくると、半袖のケーシー白衣が心許なく感じてきます。
(ケーシー白衣=KC白衣、襟首までボタンがある白衣です。)
服装ですが、
もともと開業当初は長白衣にネクタイだったのですが、
夏が暑くて、半袖のケーシー白衣にしました。
また、威圧感があっても困るなと思ってネクタイをしなくなったというのも有ります。
往診はワイシャツで、冬は上着を着ます。
鍼灸院の服装のポイントは、清潔で信頼されることなんでしょうか
患者さんには、清潔と信頼、ぬくもり感みたいなものを服装からお伝えしたいです。
でも何がいいのか、実はまだ解っていません。
2010-10-27(Wed)
こんばんは、中川です。
今日も治療の合間に論文作成です。
論文といっても、何を知りたいのか、どう作業するのかといったことを決定する以外は、ほぼ肉体労働です。
見る資料がたくさん有り、東洋医学書の漢文をひたすら読むという単純作業です。
でも、こういったことが力になります。年に3回ほど有る学会(鍼灸史学会、東洋医学会、医史学会)の前はいつも作業に呻いてますが、こんな単純作業の積み重ねが力になっている気がします。
でも発表の度に、知らないことの多さを実感しています。
2010-10-25(Mon)
こんばんは、中川です。
今日いらっしゃった患者さんに、男性に触るのも、触られるのも苦手という若い女性がいました。
2回目の来院ですが、もともと知り合いだから来て頂けるのかもしれません。
私も昔は、若い女性の患者さんは苦手でした。何だか気を遣ってしまい、とても疲れてました。
鍼灸師は女性が向いてるのかなと思っていた時期も有りました。
今は、そういえば特定の方に気を遣うこともなくなりました。
私は、こんな施術をするという目的を持って向かうので、変なところに気を遣わずちょっと楽になりました。
安心して受けて頂けるよう、他の患者さんとかぶらないようにするとか、肌は出来るだけ露出しないようにするとか、などは気を配りますが。
2010-10-24(Sun)
こんばんは、中川です。
今日は休みです。
休むときは休むといきたいものですが、学会の準備をしました。
いつもぎりぎりになりますが、今年こそ余裕を持って論文を仕上げたいものです。
そろそろ自分の治療の軸を明確にする時期かなと思っています。
2010-10-24(Sun)
こんばんは、中川です。
“巨人の肩に乗る”という言葉が有るそうです。
これは、今までの先達の教え、知識の蓄積という“巨人”がいるのだから、
謙虚に教えを受けて、その上で自分を主張しなさいという意味だそうです。
独自の考え、個性は大事ですし、それこそが売りかと思います。
しかし、個性が大事だと何も学ばないのは頑固なだけかと思います。
2010-10-23(Sat)
こんばんは、中川です。
私はいつも治療を単純にと心掛けています。
姿勢、触り方、刺し方、見立ての考え方・・・
治療が単純というのは、何を診るのかという基準が明確なことと思います。
触診する時の基準、刺す基準(絶対に痛みを感じさせないこと)など、
明確に、単純に。
傍から見て、ものすごく簡単に見える治療が、私の目指す治療です。
2010-10-22(Fri)
こんばんは、中川です。
よく鍼灸の治療は、言葉に言い表せないことが多い、という先生がいます。
感覚と経験がものを言うと仰います。
なかには30年くらいしないと鍼灸は解らないという方もいます。
私は反対です。
今この様な状態なので、こういう施術をして、こうなることを効果とする、といった診断=言葉が先ず必要と思います。
鍼灸は針金とモグサのみの治療法です。もしかすると、他のどんな治療法よりも診断が必要な気がします。
感覚や経験が全てと言うのは不勉強の言い訳ではないでしょうか。
説明できないものは、やはり出来ないのです。
2010-10-20(Wed)
こんばんは、中川です。
治療をしていて思ったことが有ります。
私のような術者は、身体を治せれば良いと思いがちですが、
良くなって喜ぶのは、身体ではなく人なんですね。
当然だけど、なかなか気付けませんでした。
もちろん、喜ぶだろうからと、1時間も2時間も施術をするのは愚かと思います。
しかし、その方の心が何を欲しているか、いつも気に掛けていたいと思います。
2010-10-19(Tue)
こんばんは、中川です。
今日はビジネスセミナーに参加してきました。
他業種の人の話を聞いて、また自分の話をして、ということが中心なのですが、
気付きがいつもたくさん有ります。
背水の陣の社長さんたちの話は生々しいです。
伺うだけで響くものが有ります。
自分の仕事に責任を持っている人は迫力が有ります。
私もそうありたいです。
2010-10-19(Tue)
こんばんは、中川です。
今日は大阪でしたが、初めての方(新患さん)が2人いらっしゃいました。
今日のお2人もそうだったのですが、大抵の方が鍼灸が初めてです。
鍼は痛い、お灸は熱い、何より何に効くかが解らない。
それでも紹介の方の言葉を信じ飛び込んでくる勇気に、いつもながら敬意を表します。
鍼は痛くないこと、痛い鍼はまったく意味が無いこと、
お灸は熱いのは一瞬で、火傷はしないこと、
急性の痛みや、風邪の初期に劇的な効果が有るが、
何より、少しずつ確実に変化する長期改善に特化した治療法、
ということはいつも真剣にお伝えしています。
まあ、せめてこれくらいはお伝えしないと、
信頼して紹介して下さる方と、勇気をもって飛び込む皆さんに失礼です。
2010-10-18(Mon)
こんばんは、中川です。
今日は、福岡県より見学の方がいらっしゃいました。
鍼灸でやっていきたいとのことで、さまざま話し合い
私の所属する勉強会にお誘いすることにしました。
でも、ヤル気があって、これからやっていこうという人と語り合うと、
元気になりますね。
九州から飛び込んでくるのはなかなかです。
鍼灸で良い治療が出来るようになるには、頭の良さや、器用さではなく、
ひとえに好きな事とヤル気かと思います。
2010-10-16(Sat)
こんばんは、中川です。
最近、力を抜くことを意識しています。
治療でも、生活でも、”こうなりたいな”と思う以外はリラックス・・。
でも、力を抜くことを意識する時点で、力んでる気がします。
難しいですね。
好きな仕事です。長くしたいですし、鍼灸で貢献出来る人を一人でも増やしたいです。
一人では出来ません。しかし、まだ一人で突っ走っている気がします。
2010-10-15(Fri)
こんばんは、中川です。
鍼灸院をやりはじめて、技術知識だけでは食べていけないことを常々、実感します。
特に鍼灸院はどんなところか、何をやっているか解りにくいことでは、ダントツに解らないところです。
ですから、どんな人が、どんなことをしているのか、という自己開示はいつもしたいと思います。
加えて、解りやすい説明をすることと、
どんな風に役に立つのか、といった相手側に立った情報を発信するのが大事と思っています。
・・・と言っても、なかなかです。不必要なこだわりが壁になります。
2010-10-14(Thu)
こんばんは、中川です。
そろそろ学会の季節です。
毎年11月の末にあるのですが、此の頃からいつも抄録や論文作成に取り掛かります。
21歳の頃からですから、もう20年近くになります。
それでも毎年、あたふたしてます。
2010-10-14(Thu)
こんばんは、中川です。
9月の夏バテの季節がそろそろ終わり、喉風邪の季節です。
鍼灸院にいると、季節の変化は症状の転換期と感じます。
ですから、今しっかり背中を温めて、
11月から始まる風邪の季節(あるいは、腰痛、大小便が出にくいなど)に備えることが大事になってきます。
これこそ予防ですね。
2010-10-12(Tue)
こんばんは、中川です。
私はせめて、自分の仕事ではいつも真剣でいたいと思います。
ですので、真剣と深刻を混同しないように心掛けています。
これはある本の受け売りなんですが、
真剣は、出来るんではないかと前に向いて進んでいること、
深刻は、出来ないのではと後ろ向きなこと、だそうです。
なるほどと思ったので、この基準で自分の行動を見ています。
眉間にしわをよせても、たいていろくなことはありませんしね。
2010-10-12(Tue)
こんばんは、中川です。
ところで、
鍼灸中川は、鍼灸(東洋医学に基づいた鍼灸)の最も得意とする、
”年齢と季節により変化する体調を良い状態に保つ”を売りにしてます。
私自身がこんな感じで診て欲しい、から出たものです。
具合が悪いと余計に感じますね。
2010-10-11(Mon)
こんばんは、中川です。
今日は私の所属する研究会の例会です。
私にとっては仕入れみたいなものですので、第二日曜はいつも楽しみにしています。
鍼灸はよく手技が大事といわれます。
手の動き、触り方、鍼の持ち方、大事な事は大事ですが、
私は見立て(診断)9割と思います。
今日も見立ての気付きがたくさん有りました。
みなさん、乞うご期待です!
2010-10-09(Sat)
こんばんは、中川です。
今日も宅診のみでした。
どこか少しでも悪いと、身体全体がいけませんね。
ある場所だけが症状を出していても、身体全体に気を配る必要が有るようです。
それにいつもは自然に動く身体に感謝です。
2010-10-08(Fri)
こんばんは、中川です。
今日は夕方からの往診をキャンセルさせて頂きました。
足の痛みが夕方になるにつれ、ひどくなったからです。
治療すると少し良いですが、運転は出来ません。
キャンセルをお願いするのは、足の痛み以上につらいものです。
弱音の文章ですね。
ただ、ブログは、
けっこう世間的には謎の鍼灸院、さらによく解らない鍼灸師の私たち、
こもごも有るけど、いろいろ楽しくやってます、をお伝えするものです。
装っても、すぐばれますものね。
2010-10-07(Thu)
こんばんは、中川です。
昨日から右足首が晴れてしまいました。
無理がたたったのか、手当てをしましたが完全には痛みは引かず、午前中は休みにしました。
やり方に変化をつけなさい、と言われているのでしょうかね。
この治療は末永くしたいものです。
役割は分担し、関わるスタッフみんなが末永く治療が出来る、そんな鍼灸院を作っていきたいものです。
2010-10-06(Wed)
こんばんは、中川です。
一回一回の治療はいつも真剣です。
でも、その場で効果の出ないことも有ります。
診断を組み立て、手技がうまくいっても、やはり効果が出ないことが有ります。
申し訳ないと思いますが、こういう時こそ治療家としての姿勢が問われると思います。
次回はこうしますと説明する、場合によっては信頼できる他の先生や医療機関に紹介するのも必要でしょう。
この世に10割バッターがいないように、全てを治せる人なんていないですね。
しかし、
この人にとっての最善は何か、いつも考えられる鍼灸師でいたいと思います。
2010-10-06(Wed)
こんばんは、中川です。
最近、鍼灸院の経営は、自分が良いと思うことの提案をし続けることと考えたりします。
こんなふうになりませんか、それにはこんな方法(治療)ではいかが、などと口説き続ける訳です。
それで、たくさんたくさんふられて、たまにOKをもらって、だんだん患者さんやスタッフの輪を広げます。
今まで、たくさんの患者さんにふられ去られてきました。スタッフもやめました。
でも、そんな中でも、OKと言って来院される方たちと、スタッフがいます。
何十分の一でもOKなら、これからもたくさんたくさんふられたいと思います。
私生活ではそろそろ、うんざりですが・・・
2010-10-04(Mon)
こんばんは、中川です。
今日は午後から新大阪の日です。
友人の心理カウンセラーと会計のご夫婦が治療に来てくれました。
2人が話している会話で、そうだなあと思った言葉が有りました。
「これからどうなりたいかで、今の行動を決める」
今がダメだからとか、仕事に追われてるから、などと私もよく言い訳をして何も考えず行動します。
人生の時間がもったいないと思います。
自分の人生ですから、”こうなりたい、こうしたい”という自分を生きて、
人のせいにはしない生き方をしたいものです。
まあ、どれだけ”こうなりたい、こうしたい”が叶うか解りませんが。
2010-10-04(Mon)
こんばんは、中川です。
今日は基礎講座でした。今年も4月から7回の日程で今日が最終回でした。
今年で24回目です。私自身は1994年からの参加ですから17回目です。
初学者向きの講習会ですが、鍼灸の診断、実技はもちろん、東洋医学書を読む様々な技法までくわしくやりますので、内容はかなり濃密です。多分1、2回では理解が難しいかもしれません。
私も今は講師として参加していますが、参加するたびに理解と面白さが増します。
これと決めたものは、それが自分になるまで繰り返して聞いて教えて、を繰り返す必要が有る様に思います。
2010-10-02(Sat)
こんばんは、中川です。
来春3月から来て頂くことになった方と往診周りをしました。
見学を許可頂いた皆様、有難うございました。
3人体制になるのはもうすぐです。
何故、この時期に3人にするかというと、
ファンクラブとして、“治療のベッド以外で何をしたら良いのか“をもっと充実させたいからです。
お灸の方法、食養生、健康講座などなど。思うことはたくさん有りますが、ほとんど手付かずなんです。どんどんお役に立つかなと思うことを提示したいのです。
また、鍼灸院全体をもっと、患者さん側になるようにしたいという思いが有ります。
お互いの強みを活かす鍼灸院に脱皮したいと思います。
2010-10-01(Fri)
こんばんは、中川です。
私もいつの間にか来年40歳です。
ばりばりのオッサンですが、またこれからが面白い時期でもあります。
しかし、最も難しい時期でもあるように感じます。
何となくやれている、それなりに経験も積んでいる。
もう自分はやりきったと勘違いしやすい時期です。
ここでどんな自分でいるかが問われています。
20代、30代の全てが今の自分の基礎になっています。
だから、今の姿勢が40、50代を決める気がします。
2010-10-01(Fri)
こんばんは、中川です。
よく鍼灸は経験がものをいう、と言います。
これは、この業界の不勉強を表す代名詞的な言い方で、痛い所を手で感じる経験だけで良いと言う傲慢な言い方と思っています。
私は鍼灸師になって18年、開業して10年になりますが、やはり違和感を覚えます。
長年やることで、やれたんだという自信はつきますが、治療に関しては診断とそれに応じた施術こそがものをいう、と思っています。手で探るのは、ここの施術が必要と診断してからのことです。
長年やるだけで治療がうまくなるというのは錯覚と思います。はったりが身につくのなら解りますが・・・。
初心者でも、脈診、問診と施術が適っていれば効果が出ます。
後世おそるべしです。鍼灸中川のスタッフには全てを伝え、そのうえでライバルとして刺激しあいたいと密かに思っています。